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シングルファーザーの方は、海外移住に向いていると私は思います。

まずは、同調圧力を気にしなくてよい点です。日本では、まだまだ片親で育った子供の偏見があり、住んでいる土地によっては、偏見から生じた様々なトラブルに見舞われることもあります。

また、ママ友さんの間になかなか入っていけず、孤立してしまう、ということもあると思います。

海外では、そもそもが個人主義なので、個人対集団になることがあまりありません(ただし、現地に在住している日本人がいる場合は注意しましょう)。


あとは、場所にもよりますが、コストを抑えた生活が可能です。
マレーシアでは、家賃・電気代・ガス代(オール電化の場合はなし)・水道代(かなり安い)がかなり抑えられます。
日本ですと、東京以外の都心部でも60㎡の2LDKぐらいで家賃が6-7万円くらいはかかると思いますが、マレーシアでは3-4万円です。しかもコンドミニアムであれば、プール・ジムが使い放題です。

また、食費もかなり安く抑えることができますので、月々かかるお金は少なくなります。


あとは、英語の習い事に行かなくても、子供が学校で自然に英語を覚えてきます
うちの子も小さかったのもありますが、1-2か月で英語の生活にすっかり溶け込むようになりました。

よく、言葉がままならない状態だと混乱してしまうと聞きます。でも理解さえすれば、同時に学ぶことは可能なようです。今では「パパ、〇〇は英語では何ていうの?」「△△は日本語にすると?」と聞いてくるようになりました。同じ物でも言い方が違う、ということさえ理解すれば、あとはどんどん覚えていくでしょう。

うちの子の場合、日本にいたときは「何で日本語じゃダメなの?」と言って英語を話すことにも抵抗がありました。
しかし来てみると、周りの子供も大人もみんな英語なので、感覚で英語を話さなければコミュニケーションがとれないとわかるので、自然と英語を覚えるのに積極的になります。

ベビーシッターさんも英語・中国語を話せる方にすると、学校だけでなく、1:1でも英語や中国語のトレーニングなるので、習い事をしなくても、自然と語学は身についてきます。これは、サイトの条件で選ぶことができます。

今のベビーシッターさんは、英語の言い方なども正しい言い方に直してくれて、子供も素直に聞いているので、学習になっているように感じます。


マレーシアに来る前、私たちはしまじろうの英語教材の他に、習い事で英語を習っていました。しかし丁寧に教えて頂いていたのですが、上達速度は遅かったように思います。

こちらにきてからは、最初は子供もかなり戸惑ったようですが、英語のシャワーを浴びて、グングン上達していきました。私のほうが、もしかしたら子供に既にぬかれてしまったのでは?…ベビーシッターさんとのやりとりを聞いていると、よく最近そう思います。


学習面で子供の成果を感じ取れると、子育てにも自信が出てくるように感じます。


また、ママ友さんとの関係もあまり気にならないようになります。イスラム教では、唯一神の前では平等で、差別をしてはならないという定めがあります。困っている人がいたら積極的に助ける文化があり、それが多数派であるので、片親だからという理由で差別を受けることがありません。

子供に対しての対応も、みなさんとても優しいです。すれ違うと必ず話しかけて頂いたり、微笑みかけてくださいます。これはシングルで育てている親にとって、とても心強いことです。


また、ベビーシッターを依頼するのも一般的で、依頼することで罪悪感を感じることがありません。私は単発で依頼していますが、先日依頼した方は、2時間で50RM(約1350円)でした。少し見てもらうだけでも、本当に気持ちがリフレッシュできたり、部屋の掃除であったり、仕事であったり、他のことができるので、かなり助かります。身体を休めることもでき、体力も回復します。
日本にいた時は、「シングルファーザーの家庭は防犯上の理由でシッティングをお断りしています」という方が多数でしたが、こちらにはそういった方はいないので、これもかなり助かる点です。

私が最近見つけたのは、インタースクールが長期休みのときに利用するデイケアです。単発でも利用できて、1日45RM(約1200円)です。日本の一時保育にあたる保育施設だと思われます。こちらも飽和していないので、いつでも気軽に利用ができます。

また、コロナ禍でのスクールの対応ですが、1人コロナ陽性の子供か先生が出ると、その学年は3日間閉鎖になり、クリーニングが行われます。陽性者と濃厚接触者の方には連絡がいきお休みになりますが、その他の子供や先生は4日目から通常通りとなります。比較的柔軟な対応をされているので、仕事を長期間で休まずにいられるので、大変助かっています。



シングルファーザーの育児においては様々な点で私は楽になったので、日本での育児で大変な想いをされている方で、仕事上渡航も可能な場合は、検討してみてもよいかもしれないと私は思います。
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